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2006年4月28日 (金)

最近見た映画

Crash_2 ここのところ、夜中に映画を見に行くことが多い。仕事が終わって飲みにゆくには遅すぎるときに、フラッと行って見た映画を二本ご紹介。

クラッシュ 今年のアカデミー作品賞、オリジナル脚本賞、編集賞の3冠に輝いた作品。LAのひりひりするような人種的・社会階層的緊迫感を背景に、誰もが加害者であると同時に被害者であり、悪人も善行を、善人も悪行をしうることを見事な台本で示した佳作。

出演者は有名俳優がずらりも揃っている。アメリカに生きること、アメリカを統治してゆくことの難しさを実感するが、後味はとても良い。エリートWASP地方検事役の俳優、どこかで見た顔だなあ、と思っていたら、思い出した、この映画の主役だった。

回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回

プロデューサーズ 「アカデミー賞に輝くメル・ブルックス監督・脚本による1968年の傑作コメディを、史上最多のトニー賞12部門受賞を成し遂げた2001年の舞台ミュージカル版に続き、再び映画化した話題作」 

ということだが、六本木ヒルズのシネコンの名前から「ヴァージン」が取れた記念(ロスト・ヴァージンね・・・失礼)に1000円というバーゲン料金となっていたのを、目ざとく発見してオンラインでチケットをゲット。ちなみに、『おさいふケータイ』にチケット情報を入れて、触れるだけで会場でチケットを手に入れられるVITシステム(iアプリをDLしておけば(DLのリンクが非常にわかりにくい・・・)、PCネット→ケータイへのトランスファーもOK)はどれだけ普及するかは疑問だが秀逸。Producers_1

10時10分の最終回には、う~ん20人くらいしか入っていなかったか。最近はミュージカル映画は受けないようだ。

「クラッシュ」とは全く異なるが、これもアメリカ社会の多様性を示した映画。正直、事前の情報(主演のネイサン・レインとマシュー・ブロデリックが舞台版の初代オリジナル・キャストだということも、たった今知った)はまったく持っていなかったが(うるさいCMのみ)、これは傑作です。それにしても、ヒトラーとナチス・ドイツを徹底的にコケにしているし(作者のメル・ブルックスはユダヤ系)、マイノリティー(老婆、ゲイ、外人(ユマ・サーマン演ずる、ちょっと頭の軽いスウェーデン人女優役が最高!)、アイリッシュ系)に関するきわどい下ネタジョークが受け手を選ぶが、面白い!!

登場人物は、誰もがむちゃくちゃ濃いキャラ立ちまくりだが、俳優がお馬鹿に徹しているから、す~っと感情移入できる(その点、日本のコメディー(ヒットしたが「The 有頂天ホテル」とか)は厳しいなあ)。歌も、サントラの音も素晴らしいし、コメディー/ミュージカル好きには★5つで大推薦。

ややねたバレ:

  1. 鳩と猫の声は原作者のメル・ブルックスが出演
  2. エンディングソングでヒトラー(役)が「我が闘争」を、amazon.comで買ってね、と歌うのは、これもタイアップ?
  3. エンドタイトルは最後まで見てください!最後にちょっとしたオマケ映像があります。

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2006年4月27日 (木)

何か変だ・・・

昨日、マンション強度偽装事件の関係者がとうとう(本当に、とうとう)ごそっと逮捕された。

でも、何か変だと思いません?事件自体は、実に単純なもので、儲け優先の連中が、ズルをして商品(マンション)の品質をごまかして、不良商品(強度が足りないマンション)を売って、ボロ儲けしました、その過程で、裏金やリベートや恐喝などモロモロありました、不良品を売った連中は破産しちゃったんで、買い手は責任を追及することができなくなりました、というもの。昔も今もよくある、不良品詐欺である。

変な点1:姉歯容疑者や木村容疑者が、潜伏先または自宅から車に乗せられて(その時点では任意同行)警察の建物に入る(中で逮捕状を執行されて、逮捕されることになる)一部始終をマスコミのカメラが追っていたこと。

警察が「これから、どこどこの場所から姉歯を連行しますよ~」とマスコミに言っていたんだろうか?マスコミの、相変わらず、居丈高な取材態度と間抜けな質問にもイラつく。

変な点2:検査機関のイーホームズの藤田社長の逮捕容疑は、見せ金増資にかかわる、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑(かかわった司法書士も同時に逮捕)は、なぜ?

これって、マンション強度偽装と関係あるの?別件逮捕としか見えないようなのだが、ここから警察はイーホームズ(藤田社長)(「安心して暮らせる21世紀の住環境に貢献します」というキャッチフレーズは皮肉としか言いようがない)の何の容疑を立件しようとしているんだろうか?どうもイーホームズは、確認検査を実態としてまったくやっていなかったようなので、一連の流れとしてイーホームズも加担していた、という絵を描こうとしているのだろうか。

変な点3:姉歯が強度を偽装したのはもちろん悪いが、実際、誰(コンサルタント~設計者~建築会社~マンション会社~確認検査機関~政府・地方自治体)が本当に悪いのか、また強度基準の実態について、誰も明確な答えを出せないこと。

建物強度については、いろいろな基準があって、計算方法Aでは不足しても、計算方法Bだと十分強度があることになる。法律は石頭だから、計算方法Aと使え、と書いてあったら、そこで不足していたらそれは問題建物ということになるが、実際はどうなのか?マスコミの検証もまったく甘い。偽装マンションを買った方には気の毒だが、全てが本当に強度が絶対的に不足するものだったのだろうか?

闇は深い・・・

※姉歯関連では有名な、立花隆(最近少しボケているが)も絶賛のブログ「きっこの日記」 (最近のエントリーはまったく関係ない話題ばかり、去年の11月~12月のエントリーを読むとよい)・・・この作者も謎である・・・ネットに限らず、誰のいうことも鵜呑みにしないのが、一番の防衛法である。

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2006年4月 4日 (火)

千鳥ヶ淵の桜

Pict0111 Pict0114 長年、行きたい行きたいと思っていた千鳥ヶ淵の桜見物に行ってきた。これ以上ないくらい気持ちよい晴天のもと、たくさんの見物客に混ざって九段下から千鳥ヶ淵緑道をゆく。もう本当に最後の盛りで、遊歩道側と北の丸側のソメイヨシノが絶景に咲き誇っていた。もう春爛漫である。今月号の雑誌「選択」に、千鳥ヶ淵の桜についての詳細な記事「究極の桜は「千鳥ヶ淵」■劇場空間で幻の群舞を見るような」が載っている。意外なことに、今のような桜の名所になったのは戦後のことなのだ。一読をお薦めする。

Pict0116うってかわって、代官町側には千鳥ヶ淵戦没者墓苑がある。こちらは桜のような華やかな花木はなく、静謐な時間が流れる場所である。ただ、靖国神社に代わる追悼施設としては、霊性の欠ける場所のような気がした。スピリチュアルなパワーも感じないし、国家の意思としての強い哀悼の気持ちも感じられないのだ。 しかし、大東亜戦争での死者330万人はなんとも重い。

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