2008年1月 8日 (火)

無駄が極上を生む

銀座・数寄屋橋あたりの雑居ビルの1階に「二郎寿司」という名店がある。(たった今、NHKの「プロフェッショナル・・・」という番組で取り上げられていた) この鮨屋は、ミシュラン・日本語版で三ツ星を獲得した話題の店だそうだ。同じ三ツ星レストランのオーナーシェフで伝説のフランス料理人であるロブションが「二郎の寿司は特別」と絶賛するほどの味と腕なのだそうだ。

ここのご主人がおっしゃていた「無駄が極上を生む」という言葉には考えさせられるものがある。実は、この店では仕入れたネタを全てお客に出しているのではない。長年培ってきたプロの目で厳選して仕入れてきた食材を、寝かせたり炙ったりして仕込む(白身魚は数日間寝かすことで甘みがでてくるそう)。そして、ご主人は味見をするのだが、この段階で不合格となることもある。仕入れた時には分からなかった味の違いが、仕込みを終えお客さんに出す直前の試食で初めて分かることもあるという。この時点でご主人のお眼鏡に適わなかった食材は店には出ない。同じ値段で仕入れきた同じ食材でも、片方は合格で片方が不合格ということもあるそうだ。

寿司は実に奥が深い。

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2007年6月23日 (土)

粋な蕎麦屋

手打蕎麦処 紫仙庵。歯ごたえと蕎麦の味の濃さがそこいらの蕎麦屋とは違います。私は自然薯蕎麦を頼んだのですが、使っている自然薯も半端でなく、多めにそばつゆを混ぜて水っぽくしなと蕎麦にからみつかないほどの粘り気。こんな腰が強い蕎麦ととろろは初めて。“本物”を追求する店主の思いの結果でしょう。

門構えからだけでも店主の強いこだわりが伝わります。店内はテーブル席2組みと座敷席2組の落ち着いた空間。お庭にある竹作りの柵が風に揺れるのを眺めながら、ゆったりと蕎麦を堪能することができます。

場所は東京都立林試の森公園の北側の閑静な住宅街の中。調べてから行かないときっと迷います。

紫仙庵
月・火がお休みで、火曜日は蕎麦打ち教室。
昼の部、午前1時45分〜蕎麦終了まで
夜の部、午後6時から8時30分まで(要予約)
目黒区下目黒6丁目6-3
03-3712-8555

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2007年3月16日 (金)

【緊急速報】きなこもち、発見!!

Pict0215_1  以前、ここで書きましたが「越後製菓のきなこもち」をついに食べました。正式名称は、「ふんわり名人 きなこ餅」。前回本家本元が売っていなかったので仕方がなく“もどき”を買って食べた日から約1週間、ことあるごとに菓子屋を覗き、遂に錦糸町リヴィンの地下で発見。

形は小さめの卵のようで表面にはきな粉がその名の通り粉を噴いています。触った感じは“ふがし”そのもの、持った感じ(重さ)は発泡スチロールのよう。そして、その感動のお味は、というと・・。うっ?旨いけど、“もどき”のほうがおいしい? 最初に食べたほうが美味しく感じるという現象か? この複雑な心境、どうしよう・・・。

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2006年8月13日 (日)

マンダリン・オリエンタルのバー

三井不動産が、三菱地所の丸の内リバイタライズ(ちょっとありえないくらいの大成功ですね)計画に対抗して、日本橋ルネッサンスの尖兵とした威信をかけて建設した日本橋三井タワーグーグルのサテライト画像ではまだ建築中・・・相当旧いデータのようだ・・・左の建物は日本銀行)には、香港系コロニアルホテルの名門、マンダリン・オリエンタルが入っています。コーネル・クラブ・オブ・ジャパンのパーティで一度利用したことがありますが、その他の施設はまだ一度も利用したことなし。

P1000103 先週、プライムデスク日本橋では、問い合わせ・内見や入居関連の手続きがひっきりなし;一段落した金曜の夜、がんばってくれたスタッフ慰労と遅い夕食を兼ねて、37階にあるバーへ行きました。いやあ、お盆間近とはいえ、花金(死語・・・)ですから、たいへん混んでいました。スタッフの方の応対は、いそがしいのか、あるいはパーティーのときにも感じたのと同じ、「ちょっと経験不足」というのか、ちょっともったりしていましたね。

ということでサービスはまだまだ成長の余地がある、ということで(外資系高級ホテル進出ラッシュで、英語とマネージメントができるホテルマンは、引き抜き合戦だそうです)、でもハードウェア(建物)と食べ物はスバラシイ、の一言。

比較的回りに高層ビルがない日本橋ですから、見晴らしが良く、汐留や新宿のように、見下ろすと残業中のオフィスビルが見えたりしないのは、非日常感の演出にはグッドです。

おつまみは、中華料理で、北京ダックをはじめ、美味しくて本格的だし、オリジナルのスパイスをまぶした突き出しのナッツも初めて経験するうまさです。アメリカ系のラグジュアリーホテルとも、日系の伝統的高級ホテルとも違う、オリエンタルなテイストはとても良い感じで、六本木や西新宿にまで行かずとも、このような場所が手近にできたことはたいへん喜ばしい。

〆には、ブッシュミル(ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」でIRAの闘士リーアム・デブリンがアイルランド人の魂として愛飲するアイリッシュ・ウィスキー・・・)のロックを頼んだのですが、出てきたところ、一同がどよめいた!!

なんと丸い氷に、ホテルのロゴが刻まれているではありませんか!アクリルキューブのレーザー彫刻のように、ハイテクを使ったものか、手間かけて裏側を削った氷をどうにかしたのか、暗いせいもあってその演出にちょっと興奮してしまいましたが、どうもプラスチックでつくったロゴマークを載せた半丸の氷をつくってら、それをタコ焼きのようにひっくり返して球にしたようです(角氷をアイスピックで削ってつくるよりも安直・・・)。

まあ、でも楽しませてもらったので、満足。高級な場所は、こういう他にはないサービスと驚きがないといけない、という教訓を得ました。

ではでは。

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