ここのところ、夜中に映画を見に行くことが多い。仕事が終わって飲みにゆくには遅すぎるときに、フラッと行って見た映画を二本ご紹介。
クラッシュ 今年のアカデミー作品賞、オリジナル脚本賞、編集賞の3冠に輝いた作品。LAのひりひりするような人種的・社会階層的緊迫感を背景に、誰もが加害者であると同時に被害者であり、悪人も善行を、善人も悪行をしうることを見事な台本で示した佳作。
出演者は有名俳優がずらりも揃っている。アメリカに生きること、アメリカを統治してゆくことの難しさを実感するが、後味はとても良い。エリートWASP地方検事役の俳優、どこかで見た顔だなあ、と思っていたら、思い出した、この映画の主役だった。
回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回+回
プロデューサーズ 「アカデミー賞に輝くメル・ブルックス監督・脚本による1968年の傑作コメディを、史上最多のトニー賞12部門受賞を成し遂げた2001年の舞台ミュージカル版に続き、再び映画化した話題作」
ということだが、六本木ヒルズのシネコンの名前から「ヴァージン」が取れた記念(ロスト・ヴァージンね・・・失礼)に1000円というバーゲン料金となっていたのを、目ざとく発見してオンラインでチケットをゲット。ちなみに、『おさいふケータイ』にチケット情報を入れて、触れるだけで会場でチケットを手に入れられるVITシステム(iアプリをDLしておけば(DLのリンクが非常にわかりにくい・・・)、PCネット→ケータイへのトランスファーもOK)はどれだけ普及するかは疑問だが秀逸。
10時10分の最終回には、う~ん20人くらいしか入っていなかったか。最近はミュージカル映画は受けないようだ。
「クラッシュ」とは全く異なるが、これもアメリカ社会の多様性を示した映画。正直、事前の情報(主演のネイサン・レインとマシュー・ブロデリックが舞台版の初代オリジナル・キャストだということも、たった今知った)はまったく持っていなかったが(うるさいCMのみ)、これは傑作です。それにしても、ヒトラーとナチス・ドイツを徹底的にコケにしているし(作者のメル・ブルックスはユダヤ系)、マイノリティー(老婆、ゲイ、外人(ユマ・サーマン演ずる、ちょっと頭の軽いスウェーデン人女優役が最高!)、アイリッシュ系)に関するきわどい下ネタジョークが受け手を選ぶが、面白い!!
登場人物は、誰もがむちゃくちゃ濃いキャラ立ちまくりだが、俳優がお馬鹿に徹しているから、す~っと感情移入できる(その点、日本のコメディー(ヒットしたが「The 有頂天ホテル」とか)は厳しいなあ)。歌も、サントラの音も素晴らしいし、コメディー/ミュージカル好きには★5つで大推薦。
ややねたバレ:
- 鳩と猫の声は原作者のメル・ブルックスが出演
- エンディングソングでヒトラー(役)が「我が闘争」を、amazon.comで買ってね、と歌うのは、これもタイアップ?
- エンドタイトルは最後まで見てください!最後にちょっとしたオマケ映像があります。
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