2008年2月 4日 (月)

墨田区の先端都市はどこ?

墨田区で最も先端を行くエリアは何処か?10年前なら答えに窮するところでしたでしょう。区役所のある吾妻橋も候補になったでしょうが、今ではほとんどの人が「錦糸町」と回答するのではないでしょうか?
確かに、「そごう」が誕生し、その後を引き継いだかたちの「アルカキット錦糸町」や「オリナス」が駅北側に、南側はもっと賑やかでは、「丸井」、「リビン」に「ヨドバシカメラに」にはたまたJRAの場外馬券売り場まで、バラエティに富むことこのうえありません
しかし、墨田区の元祖・中心地には東武伊勢崎線「鐘ヶ淵」を私は推挙したい。何故って?日本の高度経済成長を支えた大企業のひとつ「カネボウ」の本拠地だったからです。「フォー ビューティフル ヒューマン ライフ」というフレーズがTVから流れてくると、子供心に「格好良い」と思ったものです。(でも、このフレーズは完全な造語だそうです。こんな英語はありません) 鐘ヶ淵にあった工場は、東洋一の紡績工場ともいわれ、日清戦争を機に大発展を遂げ世界有数の紡績会社とな りました。戦前までは国内企業売上高1位を誇っていたこともあったそうです。しかし繊維産業の衰退ともに経営環境は悪化してしまい、近年ではその繊維事業 からも撤退してしまいました。(現在、「クラシアエホールディングス」という社名で、繊維以外の主要事業が営まれています。ちなみに、本社は、港区海岸3丁目でゆりかもめの駅が近いです)
関連情報:墨田区オフィス

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2006年9月 6日 (水)

深センの食事事情

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深センねたの続き。

深センは、鄧小平が認めた経済特区都市で、海空の交通の要衝香港近くにあるにもかかわらず、人件費を含む物価が圧倒的に安いので、日系を含む製造工場がたくさんある。

香港からは地下鉄直通の列車で、九龍半島を越えたところにある国境(小さな川が国境となっている)から、さらに10分程度の場所にある。香港から/へは、通勤圏内である(安いマンションに住み、夜は物価が安い深センに帰って行く中国人が、香港の給料水準を下げている、といわれるほど)が、中国本土なので各種物価はかなり安い。とはいえ、中華圏の人口200万人の都市であるから、レストランなどは実ににぎわっていた。Dscf0141 どこへ行っても、中国人だらけ。当たり前だが。


写真の上は、シーフードレストランの店頭。好きな食材(ゲンゴロウみたいな虫や、ウミヘビ、亀なんかもありましたが)を選んで、店内で調理してもらうシステム。下は、私の兄弟の飲み会でなく、左が劉弁護士、真ん中が当社社員の李くん、右が今より肥っていたころの私(だんだんそのころにまた近づきつつあるが)。

料理の味のほうは、けっこう店によってばらつきがあって、四川料理の店なんかは、眼を見張るくらいうまい(辛いせいもあるが)が、このシーフードの店は普通のレベル。それにしても、中国の人は、何するんでも食事をしながらで、劉弁護士とは、滞在中ほとんど毎日いっしょに朝昼晩とメシを食べていたような気がする。

とまあ、深センの夜は更けてゆくのだが、事態(工場のロックアウト)はなかなか動きを見せない。深センにいてもつまらない(外人に面白い施設は何もないんで;最近テーマパークができたらしい)んで、週末に香港に駐在の友人と食事をしにいったところ、大変な事件に巻き込まれる羽目に。

「大変な事件」とは何か?知りたかったら、次回のエントリーで。

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2006年9月 4日 (月)

仕事の話:中国で外注先がロックアウトにあった話

3年前に、Xnaviウン十万個を受注した。このくらいの規模の生産となると国内では人件費が高すぎで、中国などの海外での生産となる。取引先の紹介で、香港から電車で1時間くらい内陸に入った、経済特区の深センの工場に製造を委託したのだが、これがトラブルの始まり・・・

なんでも賃金不払いがあったとかで、労働者が騒いだため、当局が工場をロックアウトしてしまったのだ。中には、当社のしかかりのXnaviや、PCや、各種のツールがある。Xnaviの納期は迫るものの、工場では誰も働いてはいないし、そもそも写真のように封印されて部外者は入れない状態。

これには困った・・・つてを頼って、中国人弁護士を雇って、当局に事情を説明して(いっしょに裁判所とかにも行きました)交渉してもらうが、なかなかラチがあかない。弁護士(2番目の写真の右側ショルダーベルトの人);なかなかのナイスガイであったね)は、「明日かあさってには解除されるよ」、といいつつ、「今晩のメシはどこそこで喰おうよ」とか「XXに、いい飲み屋があるんだ」とか脳天気極まりない。

結局のところ、深セン滞在10日くらいで、生産は再開されて(PCがひとつ紛失したが・・・)、事なきを得たのだが、外国でトラブルにあうというのは、実にこころ細いものである。この思わぬ深セン滞留中の経験は、今や良い思い出であり、いろいろと今となっては面白いことがおきたので、また別の機会にご紹介しよう。

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2006年7月14日 (金)

犯罪道具としてのケータイ

最近のケータイは、ミッション・インポッシブルのオリジナルTV(日本では「スパイ大作戦」)が放映されていたころには、夢物語のスパイ道具でしかなかったようなもの凄い能力を持っている。カメラ機能も写メール出始めのころのオモチャのようなものでなく、最近のは本格的な解像度だし、電波が届くところならば簡単にデータを送れちゃう。

当然、会社のオフィスで機密文書の写真を撮ったりといったスパイ行為も、ケータイさえあれば簡単にできるわけで、最近はケータイの持ち込みを制限するオフィスが増えてきた。で、このような商品が発売されることに。

Siru携帯電話のカメラ機能が高機能化するにつれ、盗撮の問題がとりざたされるようになっている。このマナーシールを利用すれば、物理的に撮影を封じることが可能。封印を“解除”した場合、シール側に痕跡が残るため容易に判別できるという。

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0403/10/news061.html
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/special/135/03.html

(実際、某通信会社ではオフィス内ではカメラ部分へのシール貼付が要求されているとのこと。オフィス内ではケータイを持ち込めない、使えない、ということは、当社のケータイラボにはとても追い風となります!)

技術革新に逆らって、このような機能限定ケータイが業務用に発売されている・・・高齢者向けの簡単ケータイでも良いのではないかなあ・・・

携帯電話のカメラを利用して企業の機密事項が撮影されることを懸念する声に対応し、カメラ機能を省いた。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20086635,00.htm

FOMA D702iBCLは、カメラ機能が無いことを重視される企業様向けのカメラ非搭載モデルです。
http://www.docomo.biz/html/product/d702ibcl/

個人でも注意しなくてはいけないのがケータイを使った盗聴である。その手口は、以下のように簡単。ケータイのマイクも最近は高性能で周囲の音をよく拾い、電池の長時間持つうえ、忘れ物と思われて怪しまれにくいのが付け目なんだそうだ。

携帯電話やPHSを盗聴器として「利用」した盗聴も行われています。
http://www.web-chosa.com/tocho/faq/wiretapping/tapping_of_cellular_phone.html
(なるほど、無鳴動着信設定なんて、こういう使い方があるんですねえ・・・)

かと思えば、セレブ女子大生の誘拐事件で役立った、ケータイが発する微弱電波を使ったセキュリティー関連ビジネスが大流行なんだそうだ。(しかし、警察はなんでケータイの微弱電波が犯人逮捕の決め手だ、なんて発表したのか。これからよほど間抜けな犯罪者以外、ケータイの電源を切らないとやばいということを教えてしまったようなものだ)

発生から13時間で被害者の無事保護にこぎ着けた東京・渋谷の“セレブ”女子大生誘拐事件。犯人検挙に大きな威力を発揮したのが、携帯電話の「微弱電波」だ。犯罪捜査の場面だけでなく、すでにセキュリティービジネスの一環としても急ピッチで商品化されているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060714-00000004-fsi-bus_all

※会社からケータイが追放されても検証業務はなくならない※
※ケータイラボ@Akiba へどうぞいらしてください※
  
http://www.ktai-labo.jp

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2006年7月 6日 (木)

紙一重その2

少し前になるが、惜しまれてなくなられた、元ラグビー日本代表監督の宿澤広朗氏。彼の凄いのは、スポーツ選手としても、コーチとしても超一流であるうえ、さらに為替ディーラー出身の三井住友銀行のエリート行員(取締役専務執行役員)であったことだ。彼ほど、文武両道という言葉を体現した人はいないと思う。

住友銀行の激職と、早稲田や全日本のラグビーの監督業をいったいどう両立させたのだろうか・・・本当に惜しい人を若くしてなくしたものだ。神は、地上の我々が長く求める人ほど、早く身近に置こうとするものなんだろうか(神の言葉:天上でも最近は、人材不足でな、できる人間は早く欲しいものじゃよ)。

時代も、背景も違うが、中田英寿(素朴な疑問:スポーツ選手はなぜ呼び捨てOKなのか?新聞も「ジーコ、トルコのクラブの監督に」と呼び捨てだし)にもスポーツからビジネスへ、ビジネスからスポーツへの自由に、華麗に出入りして欲しいものだ。スポーツ馬鹿では、巨大化したスポーツビジネスの経営はできない時代だ。

宿澤氏のエピソードは、すでにたくさん報道されているが、「勝つことが善である」(プロの言葉だ)として、そのために必要なことを全てなそうとする態度、凡人として、すこしでも参考にしたいものだ。前のエントリーとからむ言葉として、「運不運は誰にでもあるが、目の前に幸運が落ちてきたときに、それを確実に自分のものにすることができる者だけが勝者となれる」という言葉が好きだ。

最近の巨人(「読売ジャイアンツ」、あるいは「読売」となぜ呼ばん?!)で、サヨナラヒットを打たれた際に、外野手が全力でバックホーム返球をしなかったのが問題となった。外野手によれば、どんなに急いでも間に合わないタイミングだった、という合理的な理由だが、野球評論家の豊田泰光氏は、日経のコラムでそれは間違っていると指摘している。過去には、ホームランを打った走者が走り出したとたんにアキレス腱断裂で一塁にまでゆけなかったことすらある、とのこと(一塁までは自力で行かないと、代走は出せない)。

百万に一つの可能性を目指して努力する者のみに、幸運の神はほほえんでくれるのだろう。宿澤氏も、奇跡のようなトライについて、「観客は奇跡がおきた、というが、奇跡が転がってきたときにそれを掴めるように日頃から練習を積んで準備をしていたからこそ、奇跡を掴むことができたのだ」言っていた。

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2006年6月27日 (火)

紙一重

我々の尊敬するビジネスパートナーの言葉に、「商売は紙一重」というのがある。そのココロは、商売は「まだ行ける」と思ってがんばって続けて上手くゆくこともあれば、「まだまだ!」と思って続けて、傷口を広げて取り返しがつかなくなることもある。金融工学的にいえば、商売の結果はブラウン運動(予測不可能)ということで、その違いは誰にもわからない。

これはなかなか含蓄ある言葉である。「もうダメだ」と思ってしまうときの、「もうひと踏ん張り」という動機にもなるし、「もうひと踏ん張り」と思うときの「いやいや、これが大怪我しない前の撤退の潮時」という決断の理由付けにもなる。

結論は、経営者の判断能力ではあるのだが、「(成功・不成功は)紙一重」というのは、実践者だけがわかる重い言葉である。

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2006年6月20日 (火)

魔女狩り

日本の妬み社会の陰湿さを感じる書き方である。李下に冠を正さず、を行わなかった福井総裁のうかつさは責められるべき(そんな間抜けが、我が国の中央銀行総裁、というのは情けない)だが、村上Fへの出資の時点では、全く正当な運用者への合法的投資であったのだ。

2.2倍、というのが、妬みを買うのに充分なリターンではあるが、インデックス運用していて、預金利子よりはずっといい利回りになったわけで、「国民が低金利を押しつけられていたのに」という非難は、全くの的はずれである。

福井総裁の村上F運用益は1231万、元利で2・2倍

 日本銀行の福井俊彦総裁は20日、「村上ファンド」に投資していた1000万円の運用状況に関する資料を国会に提出した。

 それによると、福井総裁が富士通総研理事長だった1999年に村上ファンドに投資した1000万円は、2005年末時点で運用益1231万円が加算され、残高は2231万円に増えたとしている。元利合計で約2・2倍に膨らんだ計算となる。

 中央銀行トップが村上ファンドを通じて高利回りで資金運用していた実態が初めて明らかになり、福井総裁への批判が強まりそうだ。

(読売新聞) - 6月20日17時23分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060620-00000106-yom-bus_all

福井総裁がファンドを今年の2月に解約しようとしたのは、大のトラキチ(阪神タイガースファン)の彼が、村上ファンドのタイガース上場プランに不快感を感じたからではないか、とにらんでいますが・・・いずれにしても、かなり脇が甘い、という批判はいたしかたない。

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2006年6月16日 (金)

弁護士という職業

最近は弁護士の数が増え、タレント化(弁護士業務よりかタレント業にかけている時間のほうが長そうな先生も)で身近な存在であったが、私が学生のころは、弁護士というのは雲の上の存在、司法試験にうかる人は天才ではなかろうか、と思っていたものだ。

日本の会社で、日本で仕事していると弁護士との接点はゼロだったが、海外勤務および外資系で働くと弁護士とのつき合いが俄然増えてくる。日本の会社はこれまでの仕事の延長が多いし、社内に資格を持たない業界法律のプロがたくさん居るからで、外資系だとそれがないのと、新しいことを手がけることが多いためである。

日本人・外国人双方のいろいろな先生方とおつき合いをしてきたが、弁護士業はつくづく面白い職業だと思う。

●営業をしない。何百万円もの報酬を払おうと、接待をすることはない(してもらいたい訳ではないが、ない愛想を振りまかなくてはならない自分としてはうらやましい、というより不思議
●営業をしない。基本的に仕事が来るのを待っている(営業しなくていいんだ・・・
高額の報酬がからむ仕事なのに、顔を合わさないままのことがある(相手を知らなくて仕事ができるのが不思議
●報酬の請求が遅い(資金繰りはどうしてるのだろう?
●契約書に著作権の概念はないのだろうか(けっこうコピー&ペーストをするのだが

私がつき合った弁護士の先生方の多くは、本当に紳士で、ハードワーカーの方で、立派な職業人ばかりだった。最近は、弁護士資格を持っているだけでは喰ってゆけない(売れない弁護士、というのもちょっと惨めなものだ・・・弁護士の非行が多いのは一つにはそういう経済情勢もあるんだろう)ので、自分でなりたい職業ではないのであるが。

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2006年6月12日 (月)

村上ファンド(おまけ)

Kinchan

今週の日経ビジネスに載っていました。最初、マッド・アマノあたりのパロディーかと思いました。それにしては、不謹慎なんで、よくみたら、そっくりさんの有名人でした。それにしても「どーんといってみよう」は内だろう・・・・

お問い合せはこちら:
http://www2.axa.co.jp/

Mura

こちらは本人。

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村上ファンド(2)

村上ファンドについての報道がいろいろなされるたびに、彼らのやったことの実態(らしきもの)が次第に明らかになってきましたね。村上氏は、自分のことを「証券運用のプロ中のプロ」と呼んでいましたが(いや、もしかしたら、彼らのキャリア(官僚)からいって、むしろ「法令についてのプロ中のプロなのに、違反をしてしまった)」という意味だったのかもしれません)、本当のプロフェッショナルほど、能ある鷹は爪を隠す、でもっともっと謙虚なものです(「ケンキョ」と入力したら、「検挙」と変換されて、おもわず笑ってしまいました)。

運用の世界では、一人のマネージャーなり、ある運用手法なりがマーケットから得られる儲けの絶対額は一定である、といわれます。つまり、市場の歪みや、独自分析手法などを利用した運用手法で年20億円を儲けられるとして、元手の運用資金が100億円であれば、年20%の立派な運用成績となりますが、20%のほうを信じて元手を倍の200億円にして40億円の収益が得られるかというと、やはり20億円程度しか儲けられなくて、利回りは10%に低下してしまう、という説です。

村上ファンドの場合、マーケットから得られるリターンが同じだったとしても、元手が当初の40億円(この金額はスタートアップのファンドとしては、かなり恵まれた金額です~マスコミは「小粒」などと書いていますが)から100倍以上の4444億円になって、当初と同じリターンを得るためには、運用手法を相当変えなくてはならないはず(実際、何度も変っています)で、無理をせざるを得なかったわけです。

自分の運用手法の限界をよくわかっている良心的なファンドの運用者は、ファンドのサイズをいたずらに膨張させることはしません。許されるリターンの下限と、得られる運用報酬がバランスする金額でファンドの新規募集を締め切ってしまって、あるいはむしろファンドの資金を投資家に戻すようなことすらおこないます。村上ファンドの場合、自分の限界を認識していなかったのか、運用能力を過信していたのか、カネに目がくらんだのか、あるいは金融業界によくあるシンドロームで「ディール中毒(Deal Addiction)」の状態になっていたのかは、わかりません。後講釈ですが、違法な手段に頼らないと公約のリターンを得られなくなってしまった村上ファンドの失敗は、資金規模を100倍にまで増やした時点でもうすでに決まっていた、と言えます。

同じベンチャー企業経営者として、彼の気持ちは痛いほどわかるのではありますが、市場でのチャンスは、誰にも開かれていますが、そう甘いものではありません。

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2006年6月 9日 (金)

村上ファンド

今週の週刊文春と週刊新潮は、秋田の小学生殺人とならぶ力を入れた村上ファンド関連記事が。まあ、これまで未確認情報として言われて、書かれてきたことと同じで、やっぱり塀の向こう側に行ってしまったな、という感想である。

村上氏はデビュー直後(2000年頃?)にセミナーで講演するのを聞いたことがあるが、その時は、強固な持ち合い株主で守られた日本の企業社会に風穴を開けようとする熱くて、凄い奴(=ドンキホーテのような道化師)と思ったものだ。官僚の経験しかない人が、40歳になって生き馬の眼を抜く相場の世界でどれくらいの結果を残せるものやら、とTOB戦@昭栄、委任状争奪戦@東京スタイルなど、同年代でもあり、興味深く見つめてきた。

正直、今回のインサイダー疑惑は、極めてテクニカルな違反での摘発と思うが、彼のこれまでのせこい手練手管、卑劣な戦略全体から見ると、市場からの退場は当然である。日本の企業統治カルチャーを変えた功績もあるが、それ以上に市場のモラルを低下させた罪は大きい。卑劣な犯罪のおかげで、市民の防犯意識が高まったからといって、その犯罪者を褒めることができないのと一緒である。

彼がシンガポールに本拠を移した理由は、「海外では投資家は尊敬されるのに、日本ではねたまれ、足を引っ張られる」ということらしいが、そうではないと思う。日本人は、村上氏が嫌いなのである。投資家=村上タイプと思われたら、かなわない。

アメリカだって、経営者から蛇蝎のごとく嫌われるせこい投資家もいれば、ウォーレン・バフェットのように賞賛と崇拝の対象の投資家までいる。企業の経営スタイルは様々で、全ての経営者が正しく経営をしていて、清廉だとは言えないが、投資家のスタイルも様々で、全ての投資家が正しいわけでもまたない。

短期に高いリターンをあげる村上ファンドの投資(トレーディングというべき)法は、ポストバブル崩壊の時期の鬼っ子だったのだ。

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2006年5月16日 (火)

シティバンクのシステムトラブル

Citi_1 シティバンクに勤務していた関係で、いまだに私のメインバンクは、シティ。新聞でもちょいと報道されたように(メガバンクのATM障害程度の小さな扱いだったが)、GW明けにシステムトラブルが発生。ネットバンキングは、昔は最先端のものだったけど、最近は全くシステム向上の努力を放棄している。日本の銀行とかけられる金が何桁も違うのでしょうがないといえばしょうがないが、それにしても、使い勝手は酷いものだ。これでさらに勘定系でトラブルを起こしていては、日本撤退話が真実味を帯びてくる。

オンラインで異動明細を見て、まずは5/8に引落し予定のクレジットカードの支払いが落ちていないことに気付き、「やば!残高不足だった~!ガビーン!!(古いね)」と思ったが、残高は充分足りている、というか、なんでこんなに残高あるの?という感じ。人間(というか、私)は意外と鈍いもんで、その時、GW前にカード決済資金で入金した30万円が、2度クレジットされていたのに気付かず。

なんかおかしいなと思って、シティのサイトを見ても障害のお知らせ(リンクしたのは今あるやつ)はなし、テレフォン・センターにかけたら、なかなかつながらず、15分ほどBGMを聴く羽目に。

出てきた担当者がやっと、障害が起きていることを告げて、原因に納得(明細には出ていないが、クレジットカード会社への支払いはなされていた)。ただ、この時点で、引落しが記録されていないことはわかったが、GW前の入金がダブルで入っていることにはまだ気付かず・・・

あの時、残高以上に引き出したら、どういう追求が待っていたんだろうか・・・

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2006年3月16日 (木)

新しいお客様

恵比寿のレンタルオフィス(←響きが今ひとつなので、シェアド・オフィスか、共同オフィスにしようかと思う)PrimeDESK恵比寿は、新年度を迎えて、あたらしく入居ご希望のお客様の見学が引きもきらない。現在、時間ベースでなく固定貸しのブースが不足しているので、来月早々に改装工事を予定している。現在、恵比寿・広尾地区で、PrimeDESK恵比寿のクオリティーとサービスを持つ同業は存在しないので、早々に増設キャパも埋まりそうだ(希望的意見の表明です)。

今日ご相談に来られたのは、これまでやっていた、アウトプレースメント・コンサル業をやめて、ペット・ロスに対応するカウンセリング会社を始めようとする方。これは良い着想である。一件、雇用問題からペットへと、違うフィールドのように見えるが、失業も、親しい人(「人」ではないが)の喪失も、人間にとっては大きな悩みと苦しみのもとであり、それに対するカウンセリングはきっと同じ手法が使えるに違いない。

Cockie_jpg私も、クッキー(ビーグル7歳♂)をなでなでしながら(癒されます)、(こいつ、確実に私より先に逝ってしまうのか・・・)なんて思うと、ジーんと来てしまう。ペットロスにはならないまでも、数日は喪に服すことが確実だ。そのように、ペットのことを深く思っている人は、今や失業の恐怖に怯えている人よりも、多いのでは?(でも、お金になるかどうか、はちょっと別問題かも)。

最近は景気の回復で、大規模な雇用調整(ていうか、首切り)は減っているどころか、定年後の雇用が大問題だった団塊世代も継続雇用が普通になってきているし、アウトプレースメント業の将来は暗い。友人で、99年にアウトプレースメントの会社を興して、そこそこの業容にした後、2年前に大手企業に売却、今は全く畑違いのメディア関係の仕事をしている男がいるが、う~ん、素晴らしい先手読み・実行の能力である。見習いたい。

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2006年3月 8日 (水)

飛び込み営業

会社を始めてオフィスを構えると、いろいろな業者がワラワラと営業にやってくる(大企業の世間から隔絶されたオフィスではない現象だ)。サイトを公開したとたん、ロボット検索やDOS攻撃やスパムメールに曝されるのに似ている。人材募集の広告代理店(これは実に多い。R社恐るべし)、税理士・社労士、オフィスコーヒー、コピー機の販売、電話関係、インターネット回線等々。売れ残りのおもちゃを売りに来たこともあった(思わず買っちゃいますた)。

最初のうちは、同じ零細業者、飛び込み営業の大変さもわかっているから、丁寧に応対していたが、だんだんとそれも億劫になってきて、まもなく総務のスタッフから「XXの営業の方がロビーにいらっしゃいます」といわれれば、「適当にあしらっておいて」というようになった。最近は、私に聞くまでもなく、彼女が適当に撃退しているようである(笑)。


飛び込み営業は、実は意外とヒットするのである当社でも、人材広告、コーヒー、玄関マットやオフィスの内装工事など、飛び込み営業から始まった取引がけっこうある。やる営業マンはツライが、効果があるので、飛び込み営業を会社はやらせたがる。




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2006年3月 7日 (火)

ドコモの新端末

NTTドコモがいよいよ韓国メーカーから端末を調達。スペック的には、かなり絞りこんであるが、国際ローミングができるFOMA端末が1万円台とは安いが、価格以外で訴求できるものがあるのか?

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0603/06/news052.html

海外製の端末は、昔のノキア(赤外線通信が使える、カルト的な奴。でもそれ以外はダメダメ製品だった)の後は、Vodafoneが導入しているけど、なかなか浸透しない。品質的にも今一だ。

たくさん売れて価格が安いが、品質はそこそこの海外製品と、マニアックなまでの品質を提供するが、グローバルに見ると弱小プレイヤーの日本メーカーの、局地的戦争と化している日本市場。

それにしても、昔は新しいケータイがでると、すぐに欲しくなったものだが、最近は2世代前のP506iCで充分と思う(というか、機能の3割しか使ってないと思う)。物欲が失せたのか、それとも、ケータイの進化が飽和状態なのか。

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フリーアドレスのオフィス

某社で、フリーアドレスのオフィスを見せてもらった。フリーアドレスとは無料メールのことでなく(-L-)、座る場所が特定されておらず、人とPCと書類がオフィス内のどこに座って仕事しても良い、労働環境のことである。

必然的に、

    1. 在籍スタッフ数よりも少ない座席しか用意されていない(コスト削減)
    2. 個人が専有するノートPCを持ち歩く(LANが張り巡らされている)
    3. 個人が保有する書類の絶対量に制限があり、これまでの机の上に積み上げる方法がとれない(情報管理の徹底がはかられる)

ということになる。

フリーアドレスとはいえ、それぞれは一匹狼の単独仕事をしている訳ではないので、グループというか、課といおうか、集まって仕事をする人たちは、どのように集合しているのか、また特定のグループが特定の場所をいつも専有していたら、結局固定アドレスと変らないのではないか、という疑問があった。案内してくれた人によると、グループでここのあたりで仕事をしよう、という了解はあるが、その場所はローテーションで回してゆく決まりなんだそうだ。

問題は、上記(1)の系として全てのスタッフは、自社オフィスに常に居ることがない(「社内でダラダラしてないで、外に出て契約の一つでも取ってこい!」という訳でもないのだろうが)訳で、外部に上記(2)の環境が必ずしも整っていないこと。外出時の快適な仕事環境(マックやスタバの無線LANで仕事するのではダメダメ)の整備が課題となるはずだ。

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