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2008年1月 8日 (火)

TVゲーム全包囲網

Wiiというゲームは凄い。DSやゲームボーイのようなポータブルゲームだと、姿勢が悪くなる、目に悪いなどといった親たちや医学関係者などから批判があり、ある種ゲーム排除論にまで発展するケースも過去にはあった。しかし、Wiiはその批判を見事に跳ね除けてしまった。画面との距離はポータブルゲームより相当離れていて、テレビを観ているのと変わらない。テレビに出演して、TVゲームを否定する人たちもこれでは認めざるおえない。しかも、Wiiスポーツに見られるように、ゲームに運度の要素をプラスし、“身体に効くゲーム”に開発コンセプトを到達させた点はさすが。これでは、運動不足に陥っている子どもの親もやらないわけにはいかない。

更に、マーケットを劇的にブレイクスルーさせたのはバランスボードの登場。これまでゲームに比較的興味が薄かったであろうF1層まで取り込もうとしている。これまで、独身男性はオタク層を中心にゲーム業界は十分虜にしていると考えられる。しかし、独身女性に対しては苦戦していた。何故なら、彼女たちの興味は、化粧、洋服、甘いものといったゲームでは実現し難いと思われるものだからだ。しかし、Wiiバランスは、ターゲットを子どもとその両親+ゲーム野郎(オタク)から一人暮らしの寂びしんぼの女性にまで広げようという、大胆な戦略。「ゲームで綺麗になろう」というコンセプトが垢抜けている。任天堂の?ぬkじぇ目のないマーケットカバレッジ戦略には、いつも感動させられる。

昔聴いた話によると、任天堂ではゲーム開発者が納得いくまでお金と時間を注ぎ込んで、100%の完成度の製品を世に送り出すよう努めているそうです。つまり、完成間近でも、気に入らなければ一から作り直すということです。だから、任天堂では開発中のゲームの発売日延期は半ば仕方がないこと、と社内では受け入れられているそうです。発売日を延期すると、当然相当の金銭的負担がかさみます。それでも、納得のいくまで作り込む。それを許す会社。このこだわりと度量の大きさが、優れた傑作が次々生まれる秘密なんでしょうね。

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